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朝一でk-project現場。足場に乗って周囲をぐるり。トップライトが全部ついて昨日の雨も問題がなかったようだが、まだディテールが完ぺきではない。地下ピットスリーブ回りのおさめその他気になる点の修正を所長にお願いする。この建物では家具が単なる収納ではなく建築の構成の重要な位置を占める。その材料として、二タックスのベニヤを指定していたのに工務店が拾い忘れいてた。そこで大工さんと相談していたら二タックスを5ミリずつ切ってランバーコアの木口に貼り付けようと言いだした。凄い発想。とその自信。ちょっと嬉しい提案である。内装の色の気になるところなど1/30の模型を作ってスタディするよう担当のT君に指示。年内には外装が張られる予定。木造でシルバーの外装は初めて。午後自宅で作業。夕方事務所で打ち合わせ。会計事務所から質問メール。電話で返答。帰宅後塩川伸明『民族とネイション―ナショナリズムという難問』岩波新書2008を読む。エスニック、民族、ネイション、ステイトという語の定義から始まり、その言葉のはらむ問題に迫る。この本にも指摘されているがこれらの語の定義も使用法も時代と人で大き変わるという。昨日読んでいた本にはナショナリズムとは国家主義ではなく、国民主義であると書いてあったが、さて今日の本ではいかに?

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