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働きっぱなし?

午前中事務所で中国工場の照明について打ち合わせ。予算の関係で入れていたercoの器具が使えなくなった。加えて玉換えのことを考えると少々設計変更が必要になる。最終的に使用可能な照明器具がまだ見えてないので、概略の計画を決めて、来週中国に行くナカジが器具を決めてくる算段である。午後娘の文化祭を覗き、新宿で買い物をしてタクシーで事務所に戻る。車の中であくびをしたら、運転手さんに「連休中働きっぱなしですか?」と聞かれた。「いや、そんなこともないですよ」と言いながら、考えて見れが働いていたということか?でも楽しい仕事ではあったのだが。事務所に戻り九州プロジェクトの天伏せ、矩計図などチェック。このプロジェクトでは伏図が重要であることに改めて気付く。材料の目地が多いから。篠原研の図面には意匠図の中に平面図とは別に床伏図がある。これは床の仕上げを書いていく図面である。普通は平面図の中に書き込む内容だが、建具番号など入れていくと描ききれなくなる場合がある。打ち合わせ後帰宅して夕食をとって長野へ。車中大竹文雄『経済学的思考のセンス』中公新書2005を読む。世の中の動きが経済的インセンティブで説明される場合が多いことに驚く。なぜ大学教員の就労形態が任期制と終身雇用の併用型になっているか?任期制だけだとよい教員が集まらない。教授も任期制だと採用権のある教授が保身のために自分より質の低い教員を採用しようとする。などなど、なるほどそういう原理かと思うこといろいろあり。世の中経済原理で動いていることが多々あることを知らされる。

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