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浅草

浅草観光文化センターの改築がコンペになった。六角さんが審査委員長である。浅草の雷門のはす向かいにある建物なのだがまったく記憶にない。少なくとも年に数回は訪れる場所なのだが、、、それだけ現在の建物は特徴がないということだろう。もともと銀行の建物を区が買い取ったらしく銀行と言われればさもありなんという外装である。建物をチェックしに浅草に行く。平日の午後の浅草は閑散としていると思いきや、仲見世は結構な人である。歩いているのは中国人観光客が多い。もちろんそれ以外の国の観光客もかなりいる。仲見世と垂直に走るアーケードを突っ切り縦横無尽に歩いてい見る。断片的な浅草のイメージが少しづつつながった。浅草寺に出たところでおみくじ。「凶」である。コンペをやめろという天の思し召しか?
それにしても雷門あたりから見える、アサヒビールのオフィスとビアホールはかなりシュールだ。台東区と墨田区が河をはさんで対決しているような、、、アサヒビールの本社ビルがビールの液体と泡を模したデザインだと聞いたら観光中の西洋人は驚くだろうなあ?そんなジョークで伝統的な街並みを破壊していいのか?でもこれが日本なのだろうとわけのわからぬ自虐的な諦観に吸い込まれていく。夕刻人に会いその後帰宅。大澤真幸『自由の条件』講談社2008を読み始める。こういう厚い本は最近苦手である。厚い本を持続的に読む元気がないというわけではなく、厚い本を持ち歩く体力がないのである。

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