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ディテール

午前中早稲田。講義は最終回。後は学生発表。今日はアート的⇔原初的というテーマ。そもそも造形芸術の一部だった建築はモダニズムの自律性、純粋性に則り芸術から分離独立。しかしポストモダニズム期の反省を契機にその純粋性に終止符を打ち、そしてもとの鞘に納まるべく現代はアートと建築の境界はもはや無いに等しい。しかし美術史は常にスパイラルしながら変容する。いずれまたこの曖昧な境界は確固としてものになるだろうと邪推する。そのとき建築を建築足らしめるものは何か?それが原初性だろう、、、、というのが今日の話しだった。本当だろうか?それはだれもわからない。
午後事務所でk-projectのディテールスケッチ。今回の建物では少しディテールへのこだわりがある。ディテールの納めは常に一定ではないだろう。建物の持っている特質と連動するはずである。ざっくりとした空間ならディテールも大雑把でよいし、繊細な空間はそれなりの緻密さが求められよう。土日もスケッチかな?

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