講評会
午前中はゼミ。ゼミ室に入って「遅くなりました、さあやりましょうか」と席に着いたら、周りにいたのは違う研究室の学生だった。赤面。僕の部屋でやることになっていたようである。午後は製図第3前半課題の講評会。ゲストクリティークとして竹中工務店の萩原剛氏をお呼びした。講評会の前にスライドレクチャーをやっていただく。1時間の予定だったが熱がはいって2時間になった。しかし面白かった。最近のコンペ入選案、足立学園中・高等学校、サンケイ新聞本社ビルなど。彼は常に敷地の地勢、文化、気候、法などを建築を創る条件へと変換する。その変換の仕方が鮮やかである。レクチャーの後講評。課題は三沢浩さん設計の60年代モダニズム建築のコンヴァージョン。今まで、住宅とオフィスしかやったことのない学生にはちょっと難しいものだった。僕自身経験上、コンヴァージョンの難しさは痛感するところ。学生が困惑するのは当然である。60人の中から選ばれた25名が発表。その中からゲストを含めて3人の先生で6点の優秀者を選ぶ。その後ゲストを交え学生と懇親会。