卒論前日
7時半のアサマで長野。最近は本当に寒い。長野はもちろん寒いが東京も早朝は寒い。大学に着いて早速明日の卒論発表会のリハーサルを聞く。2日前に彼らの発表を最初に聞いたときは、すんなり頭に入ってこないからいろいろと修正するように指示した。それが完全に直っているわけでもないが皆よく短期間に修正してきていると感じた。しかし実は2回目だからこちらの理解力が高まっているだけなのかもしれない。あるいは発表は明日なのだからこの期に及んで四の五の言っても始まるまいという気持ちも作用しているのであろう。いやいや、そう否定的にならず、やはり学生の努力の賜物と思うことにしよう。
午後新三年生に研究室ガイダンス・就職ガイダンスをする。そして研究室の志望調査を行なう。僕の研究室志望は8人。丁度いい数字かもしれない。それでも5人に絞らなければならないと思うと可哀想である。できれば志望通りさせてあげたい気もする。本当は意匠の研究室がもう一つあればいいのだが。
修論の副査を4名から頼まれており歴史系、環境心理系の論文を読んだ。たまにこうした他の分野の論文を読むのは新鮮で楽しい。歴史の論文は書き方がしっかりしている。内容はピンキリ。読む側としては多少論証の危うさはあろうとも結論がスリリングなものの方が楽しい。