偶然
11月10日
長野の天候は荒れ模様。風が強いのでひどく寒く感じる。午後日本技術史教育学会の総会でお話をさせていただいた。技術と美の統合というテーマでお話した。技術史においてはあまり美の問題は語られてこなかったということを強調したせいか、終わってからの懇親会でとある先生にそんなことはないと言われた。その先生は大学時代は飛行機の設計をされていたそうで恩師からは常に「美しい物は機能的である」と教わったそうだ。よく「機能的なものは美しい」と言われるのだがその逆を言う人は珍しい。更にその方が柳田博昭(テクノデモクラシーの提唱者であり今日の話でも登場した)は西高時代の同級生だとおっしゃる。更に奇遇なのはその方の家を設計されたのは私の高校の先輩のよく知った建築家であった。いろいろな偶然があるものだ。