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裏と表

7月7日
例年七夕の日は雨ということになっているが空梅雨の今年は曇り。朝一の中央線のあずさに乗り松本に。長野新幹線に乗りなれている僕にとっては中央線の景色はより魅力的。山あいの風景に奥行きがあるからだろうか。車中昨日衝動買いした田中森一の『反転』を読む。なかなか引き込まれる。気がつくと松本。午後から信大ガイダンスなる高校の先生、学生を相手にした大学紹介を行なう。いくつかの高校の文化祭と日時が重なったせいか盛況というほどではない。終了後電車で長野へ。駅前の蕎麦やで夕食をとり家で『反転』の続きを読む。原稿用紙800枚というなかなかの力作だが珍しく一ページ目から最後のページまで飛ばさず読んでしまった。いかにも幻冬社が作りそうなワイドショーネタではあるが、事実の持つ迫力に押された。社会の裏と表は誰かが繋いでおり、そういう繋ぎの黒幕と深く関係を持つのが公安や検察なのである。元公安調査庁長官が詐欺を働くなどという事件の発生理由(その真偽は定かではないが)はまさにここにあるということか。

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