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白の家


午前中リーテム打ち合わせ。7月第三週に中国で第一回めのワークショップをすることに決めた。僕はいけそうも無いが、2回目には行こうと思う。8月は中国、イタリア、コンペと少し忙しそうである。午後篠原一男設計の白の家に行く。白の家の敷地は計画道路にかかっておりいつか引越さざるを得ないと言われていた。それがついに現実のものとなるとのこと。しかしdocomomoの選定を受けており家ごと引っ越すとのこと。つまり移築するのである。その前に見納めで見学会を開いていただいた。依然一度だけ見たことがあったがその時どうしても見せていただけなかった部屋があった。それはクライアントの意思だったのか先生の意思だったのか不明だが。広間の逆側の一階部分である。ここは雑誌などにも一度も現れたことが無い。今回はそこも見ることができた。どんなに窮屈な部屋なのだろうかと予想して入ってみると実に良い部屋なのだ。多木浩二は先生の住宅を評して、建物を分割して見せ場の広い部屋とそうでない個室群を作ると書いているがそうでない個室群もとてもよくできていると思う。と言う感想を近くにいた長谷川逸子さんに言うと。そうですよとてもよく作ってますよとおっしゃられていた。

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