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論文

先日香山先生からお手紙をいただいた。博士論文を送付したことへの御礼の手紙である。社交辞令だとしてもお褒めの言葉をもらうのは悪い気がしない。香山先生の評は、サブタイトルにあった。僕の論文サブタイトルは、「多様性と置換性を内包した設計原理としての設計指標の提案」というものであるが、この多様性と置換性、さらにこの置換性を導くための建築固有の原理としての暫定性を指摘していることが秀逸であると書かれている。ありがたいことである。
ところで、実は以前に桐敷先生からもお褒めの言葉をいただいた。よく丹念に様々な文献にあたっていることをお褒めいただいた。先日坂本先生はむしろもっと書きたいことだけ書いたら?とおっしゃっていた。そりゃそうかもしれないが、建築論としての全体性が必要なのではと反論したくなった。しかし論文なるもの、もっと個人的でも許されるなら、そのほうがはるかに楽である。

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