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パブリシティ

とある出版の企画を検討していただいていた出版社から内諾をいただいた。とても嬉しい。単著で本は書いたことが無いのでどう展開するのかよくわからないが、編集者との楽しい制作への期待が膨らむ。しかし内容のクオリティと定価と出版部数は相関関係にあることは前回の『言葉と建築』で痛いほど思いしらされた。1200部の初版では600ページ近い本の定価は5000円を超える。今回それはどうしても避けたい。もっと気軽な本にしないとそもそも本の主旨にそぐわない。そう思いつつもカラーも入れたいなどとわがまま気持ちが頭をもたげる。なんとも困った。
編集中のディテールジャパンの原稿では使いたい写真が版権の関係で使えないとメールが入る、金曜日に取材を受けるエクスノレッジもどこまで写真が使えるのか分からない。主旨と値段とデザインの帳尻を合わせるのは本当に難しいことだ。

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