第三群の女
三浦展と上野千鶴子の対談(『消費社会から格差社会へ』河合出書房新社2007)を読んだ。三浦が作った言葉でかまやつ女というのがある。金よりも生きがいをもとめマイペースで生きていく女性のことである。それに対して、ファッション雑誌にいそうなえびちゃん系の女の子というものがそれと対照的な存在として結構な比率を占める。さらにそれらとは別に総合職女という賢くチャーミングな女性群がおり、女は3つに分類されると上野は言う。そして類は友を呼ぶ法則で総合職女は総合職男と結びつきダブルキャリア・ダブルインカムでますます格差社会が助長されるという。
昨日の旧友女性たちを見ていると、ここに書かれていることがそのまま現実化しているのが不気味なくらいである。というのも、われわれより収入の高い彼女らのhusbandのキャリアがまたとんでもないのである。とんでもない+とんでもない=とてもとんでもないものとなるわけである。