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北仲WHITEルーレットトーク

3月6日
こういう日に限ってアクシデントが起こる。朝事務所に来て打ち合わせをし、ちょっと電話と思ったら携帯が無い。自宅においてきたかと家に電話したが家にも無いという。自宅から家の間の3分くらいのところをうろうろ探しまわるが無い。家に戻り自分の目で探し回るがやはり無い。これはちょっとまずいことになった。電話より転送されるメールが見られなくなるのがさまざま仕事に支障をきたす。
今日は夕刻より横浜北仲のシンポジウムがある。http://www.yokohama.urbanlab.jp/admc/03/少しトーク内容など考えようと思っていたところなのに、、、、、さてどうしよう。出てくるのを待ってうじうじ気を揉んでいるのは精神衛生上悪い。まあ3年使ったし壊れたと思おう。意を決し、近所のSoftBankに行く。Sumusungのぺらぺらの機種を買いその足で横浜に。本日午後にいろいろ準備しようと思っていたのがここで時間を取られ行き先もおぼつかないまま電車に飛び乗る。
シンポジウムは楽しかった。本当のルーレットを会場でまわしてもらいその番号の絵をプロジェクターで映しその絵を持ってきた人が話す。回りからもちゃちゃを入れる。さらに絵の変わる間も誰かが話すという妙な取り決めを小沢剛さん、塩谷さん、僕で行った。金曜日の夕刻ということもあり、来場者は40人くらいだった?場所は北仲WHITEという古いオフィスでありとても気持ちのよい場所である。少し寒いのが難点。天井がなく床も硬いので音が反響するなど性能的には厳しいものもあるが建築がよかった。これも壊されるそうだ。惜しいところである。
小沢さんのスライドでは都市的ななすび画廊ようなものから美術館的なものまでが写され、塩谷さんのものはニューヨークの古い橋の建築への転用や新しいアーティストの街チェルシーなど、そして僕はラオスからインドから、荒木町から、映し出された。僕としては都市の意味の濃淡、裏表、特別普通などと言う局面をお見せしたかったがそれはルーレットトークこちらの意図どおりいかないところがよいわけである。みんな持ってきたスライドの半分くらいしか見せられないで終わった。まあそれでもなんかこの異様な脈絡のなさが気持ちよいという変な感じであった。レクチャーとか、シンポジウムとかいう知の伝達形式を脱構築しようというのがルーレットトークの高邁な思想である。(なんて偉そうな意図は事後的に気付いたことで小沢さんが「ルーレットやろうよ」といったのに「そうだね」と軽くのっただけだというのが実体である)。
広範は佐々木龍郎さんも登場し、彼の横浜での長い仕事をからめアーティストの住む町に話が展開した。会場から木島、城戸崎さんの発言などもありそこそこ盛り上がる。街へのかかわりにおいて重要なのは「愛」という塩谷氏のくさいせりふが結構不思議とまとめの言葉となって終了。
皆様お疲れ様でした。プロデュースしてくれた入江君、来てくれたうちの学生、他の大学の学生さん、OFDAの皆さんありがとう。
面白かった??

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