いろいろ
朝一で現場。クライアントと対話。その足でコニカミノルタプラザの「大野一雄写真展」へ、オープニングで上杉満代の踊りを見る。この展覧会は大野一雄100年祭と銘うって47人の写真家によって撮られた大野の写真並べられている。65年の土方と大野がうっぷした細江の写真や2002年の荒木の写真をはじめ義兄であるダイトウノウケンの写真も展示される。その後紀伊国屋に寄る。社会のところに80年代論の棚がある。80年代論というのは最近流行りなのだろうか?スーパースタジオが来るということでhttp://www008.upp.so-net.ne.jp/jiseki_archives/page/TSS/main.html昨年のアーキグラムに引き続き今年も60年代論が盛んだと思っていたのも束の間。80年代のバブル、ポストモダンへの再考がそろそろ客観視できる時代になってきている。
帰宅すると小田部さんから長野順子・小田部胤久編著『交響するロマン主義』晃洋書房, 2006が届いている。先日のゼミで扱ったカリネスクによれば、モダンには二つの相反する概念があり、その一つがブルジョア的モダン、もう一つが美的モダンとなる。そして美的モダンのスタートはロマン主義による急進的反ブルジョア主義である。こうなるとロマン主義は昔の話と言って横において置く事もできない。目を通しておかざるを得ない。夜木島と打ち合わせを兼ねて食事。