思考と実践
10月14日
ヤマとリーテム双方が学会選集に選ばれたという連絡が事務所に送られてきていた。喜ばしい。1度に2つというのはその昔SDレヴュー88年に2個選ばれたことがあるがそれ以来である。この間の大吉がそろそろ効いてきたかもしれない。
日建をやめて8年たつ、日建時代は闇雲に設計していた、もちろん自分なりの建築観を育もうと努力していたが、忙しさはそうした思考の継続を許さない。独立してそうした細切れの思考の断片を繋ぎ合わせる時間ができ、やっと自分の創りたいものが分かってきた。そしてそれを実践していく中でその思考の実体化の方法が分かってきた。つまり概念としての建築と実体としての建築の接続の仕方がやっと分かってきたのだと思う。思考と実践。建築の基本である。