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塩尻

9月13日
朝研究室で様々事務処理して昼塩尻に、塩尻市民交流施設のコンペ審査を山本理顕さん、高橋晶子さんと行うのだが、それに先立って山本さんの講演会がある。演題は「建築は誰の為にあるのか」というものであった。聴衆の半分は市民、半分はコンペ出品者であろう。
山本さんの原研究室時代の集落のスライドが新鮮だった。建築は地域に根ざし、市民のためにあり行政のものではない。という厳しい指摘を役所の人の前でにこやかに、ずばっと言うところが素晴らしい。その後選定委員会を開き今後の進め方の下打ち合わせをして、191の作品を1時間ほど見て、今日は終わり。明日が本番である。
案を見た後、建築家の審査員は異口同音に「出す方に回りたかった」と漏らしていた。全く同感。年初に市役所の方から依頼された時に僕は出したいのでとお断りしてきたのだが粘り強い説得に引き受けてしまったが、本当に残念である。

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