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講評会

昨日は製図第三、三年生課題の講評会。東京から、東工大の安田氏と竹中工務店の藤田氏をお呼びした。遠路はるばるありがとうございます。
今の三年生は2年の後期から見ているが、2年のときはプロスペクターの今村氏、山本氏にゲストで見ていただいたし、デザイン論ではレポートをみかん組みの竹内氏に見てもらった。
課題は三沢浩が40年前に設計した蔵春閣というコンクリート打ち放しの建物をコンヴァージョンするというもの。敷地は東山美術館の近くで城山という小高い丘の上にある。建物自体かなり個性の強いものであり、それとどう立ち向かうかはかなりの難問であることは事実である。用途を何にするかは学生の自由である。ホスピス、足湯、教会、ホテル、食の空間、などなど。
学生の案を見るのも楽しみだが、ゲストを呼んだときは、ゲストの話も興味深い、つまり、ゲストが何を評価し何を否定するかという点である。もちろん知らぬ人を呼んでいるのではないから、うすうすその人の主義主張は知っているつもりだが、それでも、「ああこういうものをいいと言うのか」と改めて感じたりすることはしばしばである。二人にはそれぞれ安田賞、藤田賞を選んでもらった。後日ホームページにアップしたい。
研究室の学生と二人の先生で食事、場所はなんと若き日の林雅子設計の守谷商会(今は引越して飲食店などが入っているが)の小料理屋である。安田氏は明日6時の新幹線で京都へ、藤田氏は8時から打ち合わせとのことで9時の新幹線で東京へ帰られた。ご苦労様でした。

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