研究室振り分け
今日は久しぶりに大学が活気付く。学生が沢山いる。こういう大学の方が楽しくていい。午前2年生、午後、は3年、4年、m2のガイダンス。そして4年生の研究室所属の振り分け作業。3月にアンケートをとった時僕の部屋は12人いた。定員は5名なので確立2倍である(5名も多いよなあ、先日聞いたところだと、東工大は3名だそうだ。ああうらやましい)。今日少し志望が減るかと思ったが増えて13人になった。志望者全員okにしてあげたいところだがそうもいかない。
僕が学生の頃、人気の意匠系篠原研はじゃんけんで入研を決めていたと思う。思うというのは僕は学部では意匠系に進まなかった。デイヴィッド・スチュワートに指導教官をお願いして、コルビュジェ論を書いたのであった。その時篠原研に行った同級生のひとりはあの有名な稲葉なおと。他の2名のうち一人は伊東豊雄の事務所に行き、もう一人は長谷川逸子のところに行った。スチュワート研の3名は院で二人が篠原研に行き一人は平井先生の所に行き、その後僕は日建、他の2名は鹿島と竹中に行った。こうやって見ると、同級生はアトリエからゼネコンまで偏り無く行ったものである。バブル胎動期の引く手あまたの時代だった。だれでも好きな所に行けたような記憶がある。
さて話を5人の絞込みに戻すと、これがなかなか大変だ。
僕はデザイン能力というものをあまり信じない方だけれど、13人の過去の製図を見比べているとあ、これは天性かなと思うようないい癖みたいなものを持っている人が13人の中に一人か二人くらい居る。そういうのは別にすると、後は何を規準に考えたらよいのだろうか?
それは努力する力だと思う。二宮金次郎みたいで古臭いけど、結構こう言うことは大事なんだよなあ。デザインってそういうしつこさみたいなものなんだと思う。