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近所の話

昨日の最高気温が19度で今日は10度だそうだ。三寒四温とはいえ激しい。
我が家の道路を隔てた逆側に去年まで三井住友建設の本社があった。去年の夏その建物が解体された。そこに三井不動産の17階建ての高層マンションができるとのこと。建設会社は土地を系列不動産会社に売って、その工事の仕事をとって自らはどこかに引っ越したという話である。
ところがである。去年の暮れ頃行きつけのとんかつ屋の主人が「坂牛さん、あのマンション17階建てが10階建てになるようですよ」と言う。そんなことまさか反対運動があったってそんなことはあり得ないでしょう。と思っていたのだが、つい先日、ポストに一枚の手紙。三井不動産から。17階建てのマンションを10階建ての事務所にするので工事説明会をしたいという内容だ。とんかつ屋の主人が言っていたことは本当だったのだ。さて今日。そのとんかつ屋で飯を食っていたら、町内会のおじさんが入ってきた「僕等が新宿区区役所に掛け合い、高度地区の、、、、、で高さを7階小さくさせたのだ」と言っている。そんなことできるの???本当びっくり。さらに「今日は説明会ですよ」と言う。なるほど、これから説明会か?17階を10階にしても容積は使いきるので、鉛筆のようなビルが豆腐みたいになっただけだそうで逆に周辺の日影条件は悪くなったようだ。今まで文句を言わなかった人が文句を言い出し、「建物を高くしろ」と言いかねないようである。
この建物の東側に住んでいる僕は高見の見物状態なのだが、果たしてどういう結末になるのだろうか?さっさと作って売りぬくつもりだった三井不動産は誤算。もちろん工事できない建設会社も誤算。しかし最大の誤算に頭を痛めているのは建物を低くさせたことで勝利と思ったのも束の間で逆に日影が悪化したことに気付いた近隣反対派の方たちかもしれない。

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コメント

マンションと戸建て群が近くに共存していることに問題がありそうですね。都市計画、日影規制、絶対高さ規制、用途規制など、見直しをしなければならないことが多々ありそうですね。あと、近隣さんたちも自分たちの権利を主張しているだけでは、M不動産には負けますよ、たぶん。

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