スケッチ三昧
一年たつのは本当に早い。この大学で働き始めて一年。最初の卒業生の発表会が明日である。内容へのコメントはまだしないけれど、無事卒業できることを祈ろう。
川崎の家の打ち合わせを朝メールと電話とファックスでする。先週の金曜日が最初のクライアントとの打ち合わせだった。そこでクライアントに思いっきり叩かれたのだが、問題はこの次である。次が大事なのである。最初というのはこちらも夢を詰め込んでプレゼンする。そして大体クライアントの思い描くものと齟齬をきたす。そしてこちらはびびったり、しょげたりして、最初の夢はどこかへ吹っ飛んでしまうことが多い。「ヤマ」の時もそうだった。こんなコートハウスみたいのは絶対いやだと言われあっさりその路線を変更。その後紆余曲折して最初の案に戻るのに4ヶ月くらいかかった。
最初に叩かれるとこちらも少しびびるので相手の言いなりになるもので、少しいい子になろうとする。しかしいい子になることが最終到着地への近道ではない。それは絶対に言える。いや悪い方向に進むことも多々ある。確かに最初の案でクライアントの意向を無視している部分は多いのだが、それを指摘されてびびっても仕方ないのである。
まあいいや。とにかく今日は研究室でひたすらスケッチを書いていた。