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コンヴァージョン建物を探す

製図の授業の後、非常勤講師の広瀬先生と春から始める新しい課題、conversionの建物選びに出かける。この課題のポイントは日本のモダニズム建築で半世紀ほどたった建物を対象にして、半世紀の時間で建物の価値が増した部分と減った部分を見極め、減った部分は除去して現代を刻印する。増加した部分は保存する。その総合で新たな用途を入れて現代建築を作ろうと言うもの。広瀬先生の愛車に乗せていただき4つほど見て回る。最初は三沢浩さんの設計した鉄筋コンクリート造5階建ての建物、善光寺の裏手城山公園の横にある。すでに用途は変わっているのだろう、今は事務所のようであった。その後信大教育学部のレンガ倉庫を見て、警察の剣道場。最後は広瀬先生が倉庫をコンヴァージョンした建物。2階が地元長野の雑誌編集オフィスで一階がカフェ。これがとてもよい。長野にもこんな建物があるだとびっくり。その編集オフィス(30人くらい働いていたから結構大きいし倉庫だから天井も高く気持ちよい)の編集長の市川さんとお話。面白い建物があったら連絡しますと言ってくれた。
カフェを後にして新幹線で東京に。帰宅したら、まだ妻の「書」の稽古中で桑原君(東大の美学の修士生で2004年の建築のモノサシの聴講生)がいた。稽古終了後、昨今の大学の問題など少し雑談。教養主義の没落を二人で嘆いた。しかし全国で唯一しっかり教養の残っている東大はましである。郵便物をを見ると、小田部先生(東大美学)から『芸術の条件』東大出版会が届いていた。前著『芸術の逆説』の姉妹本である。時間のあるときにじっくり読もう。

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