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衣・食

朝、日課の『判断力批判』を少々読む。私の読んでいる宇都宮訳においてはasthetischが崇高概念を含むときは美学的とは訳されず、情感的と訳されている。だから第一編は「情感的判断力の分析論」となっている。(これが篠田訳では、「美学的判断力の分析論」となる)
食後午前中は読書。『ゴッホはなぜゴッホになったか』はおいておいて、先日ヴィヴィアン・ウエストウッドの展覧会の時に買ってきたファッションの本、ミッシェル・リーの『ファッション中毒』を斜め読みし続いて、スーザンフランケルの『ヴィジョナリーズーファッション・デザイナーの哲学』を読む。
ディオールの若きデザイナー、ジョン・ガリアーノは僕と同い年、ジバンシーの若き天才、アレクサンダー・マックイーンは10も下である。すごいものだ。しかしそんな中で色あせないのは川久保である。真摯にファッションは創造の発露の場であると考えている。著者も、ファッションをお金と無縁なものと考えるデザイナーは世界に二人しかいないと書いている。それは三宅と川久保だそうだ。

そんな本を読んでいたら洋服が欲しくなった。バーゲンの伊勢丹にふらりと出かける。殺人的な人ごみで長野用に暖かいパンツを1本買って退散。お米を買ってきてと言われたので地下で奮発して宮城産ひとめぼれを買ってきた。これはうまい。何か違うものを食べているようだ。

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