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第七講お題(history,memory)

古いものには意味がある。それは経年的意味であり歴史的意味である。前者は時間を経たというその事実の持つ意味。後者は歴史に残るような出来事に関わっているという事実が生み出す意味である。しかしそういう事実にわれわれが気づくためにはそのモノがある種の兆候を見せてくれなければならない。風化したその姿であったり、現時点では見られない昔の形だったり。しかしそうした場合、われわれはその風化したモノの物質性に惹かれ、昔の形そのものに感動し、もはや上にあげた二つの意味などどうでもよくなっていることはないだろうか?つまり古いものに僕らが魅かれるのは上述二つの意味なのか、古さによる物や形なのかその境界があいまいになっている場合もあるだろう。
そこで君たちの経験のにおいて、意味に惹かれた経験と、物や形に惹かれた経験をそれぞれ述べそれぞれの意義と価値について論じて欲しい。

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2010年05月31日 21:42に投稿されたエントリーのページです。

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