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2009年06月 アーカイブ

2009年06月08日

第八講お題

僕は建築の中に人間の記憶にかかわる何かが挿入されるだろうと思っている。しかしそれは見た人が何かを連想したり想像したりするような何かではないと思う。そういうことを意図的にできるような気がしない。それはたぶん意図的にできるようなことではないのだと思う。その記憶はたぶんもっともっと根源的な生まれる前に授かるような人間としての記憶である。だからそれは恐れとか笑いとか悲しみのようなものかもしれない。
そこで皆に問いたい。これはあくまで僕の記憶と建築設計の関係に対する期待なのだが、君たちは設計の中に記憶にかかわる何かを挿入することが可能だと思うか?そしてそれはどのようなことだろうか?僕の考えに左右される必要はない。今日の話で出てきた観念連合に基づく考えでもいいと思う。独創的な考えを提示してほしい。

2009年06月15日

第九講お題

今日はカトルメール・ド・カンシーに注目したい。つまり我々が自然を学び、それをもとに作り上げられることは①その物質的模倣、②自然に対して我々が抱く観念、であると彼は言う。あるいは①を作った結果として②が自動的に生まれてくるかもしれない。
この②を考えてみてほしい。われわれが自然に対して抱く観念とは何か?そしてそれはどうしたら建築に再現できるのか、その二点について論じてほしい。

2009年06月22日

第十講お題

去年のこの講義のお題は次のようなものだった「『無秩序にして簡潔なもの』こう言うものは存在しないだろうか?事例を挙げて説明してほしい。必要があれば君なりの秩序、簡潔の定義も付記すること」。そこで今年のお題は「『秩序はあるが簡潔ではないもの』『無秩序にして簡潔なもの』この双方を事例を挙げて論じてほしい」

2009年06月29日

第11講お題

空間を定義せよ。その定義を使って君の理想の建築を説明せよ。

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