第一回目の講義は「性格」である。建築が性格をもつというのは擬人的な言い方だが、要は建築が表出する意味である。講義では「用途」「雰囲気」あるいはゲーテのように建築にくっついている彫刻の、彫刻家の熱意というのもあった。さてここで質問。君たちが今までの建築体験において最も強くその建物の性格を感じとった例をあげ、どのような現象、素材、形がそのような感情を生み出したかを説明せよ。文章は簡潔にして、明瞭、概ね4段落(起承転結)を心して400から800字以内で記せ。尚今回は田中君が評者となり、最優秀賞と優秀賞を(佳作数点があってもよし)選び、評を記すこと。金曜日夜12時を締め切りとする。