第十二講お題
建築が生まれた時から構造はあったのだが、「構造」という言葉が使われた(その要素を自覚的に認識し始めた)のは近代以降であった。そしてその契機は生物学にあったというのが今日の話しのスタートである。そして現代の建築家は構造を見せるか隠すか、あるいは構造に整然と力が流れることをよしとするかしないかいくつかの考え方があることをお話した。僕は構造を見せたい、しかし整然とした流れは諦めている。さてそこで君達に聞いてみたい。構造が露呈した建築と隠れた建築とどちらがどういう理由で好ましいか?
建築が生まれた時から構造はあったのだが、「構造」という言葉が使われた(その要素を自覚的に認識し始めた)のは近代以降であった。そしてその契機は生物学にあったというのが今日の話しのスタートである。そして現代の建築家は構造を見せるか隠すか、あるいは構造に整然と力が流れることをよしとするかしないかいくつかの考え方があることをお話した。僕は構造を見せたい、しかし整然とした流れは諦めている。さてそこで君達に聞いてみたい。構造が露呈した建築と隠れた建築とどちらがどういう理由で好ましいか?
truthと言う言葉を僕は真実と訳したが、どうも違うなあと感じて今日は唯一の正しさと言い換えてみた。これはtruthの第一義である真実(唯一の事実)と第二義の正しさを組み合わせた訳である。さて授業ではこの意味でのtruthは現在存在しにくいものであることを示した。しかしぼくらは日常、唯一ではないがある正しさに則り生活をしているものである。もちろんそれは建築にもあるのではないか?昔のひとはそれを構造だとか表現だとか言ったのだが、では現代ではそうしたものが何かあるだろうか。それは上述の通り唯一ではないのだが、数ある中の一つで構わない。それをあげてみて欲しい。最近書き込みが減っているが、これも評価の一部。書き込み数が少ないと成績は下がるので頑張って書く事。
最終講義のテーマは型と使用者。型は分析に使うと同時に創作にも使うこと。使用者とは普通名詞の使用者か固有名詞の使用者かで大きな差があること。この2点が今日のポイントである。
そこで今日のお題。分析的型を利用して次ぎの問いに答えて欲しい。善光寺表参道トイーゴから山門までの両側の建物を数種類に分類するとしてその分類の基準を記して欲しい。ただし次ぎの分類は除く。①竣工年代に着目して、江戸、明治、大正、昭和、平成の5つに分類する、②構造に着目して、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、組積造、混構造の5つに分類する。③用途に着目して、ホテル、商店、オフィス、劇場、役所、住宅、駐車場の7つに分類する。以上の3つ以外で考えて欲しい。尚書き込む際には以前の書き込みを全て読みそれらとは異なる内容とすること。つまり早い者勝ちである。書き込みの少ない人絶対に書き込むこと。