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第十一講お題

空間という概念は現代の建築を語る言葉の中でも最も多用されている。その起源はゼンパーの囲むことに始まりロースの被覆の原理へ受け継がれ、そしてヒルデブラントの視覚性に基づく連続空間というまた別の起源と重なり合いモダニズム建築の主要概念へと醸造される。一方、建築空間論へのアンチテーゼへの起源はシュマルゾウに始まる空間身体論、リップスの感情移入から、ハイデガーの空間から物、場という視線の変更へと繋がる。
そこで今日のお題だが、あなたにとってもっとも印象的だった空間を挙げよ。そしてその空間の何に(物か間か?)、それが間だった場合そのどのような特性に(囲われた場、連続性、身体性)それが物だった場合、物のどういう側面に心動かされたのか記せ。

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2008年06月26日 09:04に投稿されたエントリーのページです。

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