今日の話はデザインの言葉の意味の2重性。それは物であり概念であった。そしてその2重性は西洋哲学史に貫かれる、形式と質料、西洋美術史に流れる、線と色、そして学問の体系である自由学芸と熟練技術。この3つの他分野にわたる、しかし関連する項目の対概念を背負っているのである。そして再度この言葉を建築に引き戻して考えるなら、現在の建築教育において、このデザインの2重の意味は合体してこそ充実したものになるはずであるというのが本日の結論。
そこで今日のお題だが、この観念的に入り込むと800時程度の論考ではまとまるはずも無いのでやや稚拙な問いだが、こうしよう「あなたは線的な絵画と、色的な絵画のどちらを好むかその理由は何か、具体例をあげて答えよ、800字」