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第四項 お題

フレキシビリティはモダニズムの公理だった。何故だろう?それまでの建築は頑強な石造りで柱もいっぱい建っていて、壁も取っ払えないようなものだったのに。なんで急にフレキシビリティなんて言うようになったのだろうか?それは一つに構造の革命で鉄筋コンクリートや鉄骨が使えるようになって、頑強な壁や柱が無くとも建築が作れるようになったからであり、二つ目は時代の変化のスピードが急速に早まったために変化への対応が可能なようにしておこうというリスクマネージメントを考えたからである。
さて今日のお題だが、柔軟であることは一般に価値の高いものとして認識されるケースが多い。しかし本当だろうか?と疑ってみよう。柔軟であることによって価値が下がるケースがないだろうか?あるいは柔軟と思っていること(たとえば無柱空間)は本当に柔軟だろうか?既成の価値を疑ってあなたなりの卓見を記して欲しい。今回は少し難しい。締め切りは一日延ばして土曜の6時とする。

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