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第九講お題

本日のテーマはきのこと宇宙船。サボワ邸のあの感動は宇宙船の飛来であったことをお伝えした。また篠原一男は民家をきのこと呼び、愛でる対象ではあっても建築家の設計の手段にはならないとしたのである。一方バーナード・ルドルフスキーは建築家無しの建築(民族的建物)を世界中からかき集めその素晴らしさを世に訴えた。そしてこの宇宙船ときのこの対立を調停しようとしたのが、ツォーニス&ルフェーブルであり、フランプトンであった。そこで出てきた概念は批判的地域主義であり、ダーティー・リアリズムであった。そこで今日のお題だが、単なる地域主義ではない、単なるモダニズムではない、つまり宇宙船でもなく、きのこでもないそうした建築を探し出して欲しい。そうした建築を例示し、その建物どこが両者の融合であるのかその理由を説明して欲しい。

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