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中村一美展

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夕方今日も読書+原稿書くのに飽きたので国立新美に中村一美展を見に行く。隆起した絵具と巨大な画面に圧倒された。昼はヴォルガング・ティルマンスのインタビュー読みながら現代の視覚は断片化、高解像度、多重化など言うのに頷いていたのだが、こういう野性的な油を見ると現代的な軽さを追うティルマンスの姿勢の真逆を感じる。てこでも動かない精神の重さのようなものが画面に粘りついているように見える。どちらがどうのと言うことでは無くどちらもいいと言うしかない。

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