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坂田栄一郎ー江の島

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原美術館で坂田栄一郎の江ノ島展が行われている。AERAの表新写真を撮り続けている写真家坂田が16年にわたり無人の江ノ島を撮り続けた。無人と言うのは主のいないブルーシートに残された鞄や靴そしてこの写真のように煙草の刺さったスイカなどである。海独特の再度の強い色と照りつける太陽の下でそのテクスチャーがギラギラと露わになる。そこにはモノの意味を超えた物質性があったり、その所有者を想像させるような意味のヒントが転がっていたりさまざまである。
ところでこの展覧会にはそうした無人の江ノ島に混ざって江ノ島で撮ったポートレートも数枚展示されている。あれっ、、やはり坂田はポートレートの方が味がでるのではと思ってしまったのは僕だけだろうか?

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