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モディリアーニ

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モディリアーニをまとめて見られる機会もそうないだろうと思い、渋谷にいったついでに文化村に立ち寄る。そこでモディリアーニの首は何故長いのかあの顔の細長さは何処から来るのか。時として柔らかな曲線の裏に潜む正確な幾何学的なラインは何に起因するのか。この展覧会のストーリーに乗っかるとととりあえず分かる仕組みになっている。
先ずあの長い顔はプリミティブ芸術からの影響ということになっている。展覧会では確かに数枚の顔の素養が展示されていたが、それらは正にアフリカ民族芸術の木彫の素描のように細長く、かつ直線的だった。
2つめの幾何学であるが、これはよーくみてないと気づかないが、確かに正確な楕円の連続で構図をとっているものはある。これはセザンヌに始まり、キュビズムに受け継がれる幾何学性で説明される。

とりあえずそうなのかと思いこのお勉強は終わりとして、やはり僕にとってモディリアーニの面白さはあの目である。こんな不気味な顔は少ないと思う。黒目の無い顔の不思議である。それぞれが目以外で語るのだから限界がある。目は表情の中核なのにも関わらず、それを会えて捨象して表現するということは、飛車角おとして将棋するのに等しい。この不気味さで訴えるというのは左手で書くというのに等しい。それは余裕か、自己鍛錬か、スタイルか?

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