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いろいろやって散漫じゃないこと

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一ヶ月前くらいに友人からもらったフライヤーの写真。とても気に入っている。このサザエさんが爆発したようなヘアスタイルで、どこにでもいそうなおばさん顔がいい。(失礼)そのおばさんが井戸端会議で眉間に皺を寄せて誰かの悪口を言っているようなポーズと顔つきがまたいい。
しかしよくよく見ると風にたなびいているように見える髪の毛と雲に乗って空を飛んでいるような姿勢、裸同然の姿はごろごろさまという風にも見える。
更にもう少し状況がわかればこれはまあどう考えたって多分コンテンポラリーダンスだろうと思わざるを得ないようなショットであり、よくよく見ればtakeya akemiではないか!!なんて別に知らないけれどフライヤーには書いてあるわけである。

よく言われることかもしれないけれど、いろいろんな世界を一気に引き受けてしまうというのがとてもいい。サザエさんで、ごろごろさまで、コンテンポラリーというその多層性が一枚の写真に現われている。それでもって散漫ではない。これで散漫だと全然駄目なんだけどこれだけ表現の強度があっていろいろやってるところがいいと思うのだがどうだろうか?

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