修士論文で書いたニューヨークの満点ろう研究はUCLAを終了した後ニューヨークに一ヶ月滞在して資料を集め、建物を見て帰国後数ヶ月で書き上げた。その摩天楼の中でも初期アールデコスカイスクレーパーはニューヨークをニューヨークたらしめる個性的なデザインが多い。その中でもこのレイモンドフッド設計のラジエイタービル(1925)は頂部の装飾に金色が施され、適度に華やかで好きな建物であった。僕の修論は摩天楼の社会受容についてその3分の一を費やしていて、絵画、写真、小説などでの現れ方を調べた。ラジエータービルはジョージアオキーフが描いていていることで有名になった。