岡本裕一朗さんの説明では(『いま世界の哲学者が考えていること』ダイヤモンド社2016)新実在論はポストモダン(言語論的転回)以降の3つの転回の一つと位置付けられている、因みにたの二つは自然主義的転回、メディア技術的転回である。さて新実在論では一般にカント以来の人間中心主義を嫌い物自体を復活させる。だけかと思っていたのだがマルクス•ガブリエルは人間に映る物も人間がいない物も存在するという前提である。これは中庸を標榜する僕の考えにもっともしっくりくる。Why the world does not exist2015 を読んでみたい。