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紋切り型スペクタクルが蔓延する現代社会において主体としての観客は可能か?この本の中の「政治的芸術のパラドックス」はブリオーの『関係性の美学』への批判として書かれているが読んでみるとブリオーの名が出てくるわけでもなくやはり関係性の美学は射程に入っているかもしれないが直接的な批判書ではない。単に芸術の政治化の無力を質しているのであろう。そしてそれに僕は賛成でもある。一言で言えば政治的ステートメントを持った芸術は実に紋切り型に見えるし力を感じない。そんなもの作る暇あったらデモにでも行ったほうがいい。

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