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教育システム

帰国翌日のワークショップ打ち合わせ、ゼミ、講義が終わると9時を過ぎる。ちょっとしんどい。不在中の様子を助手の佐河君に聞きながら帰路につく。研究計画書問題やら、ゼミ来ない問題やら自らの始末をつけられない学生がいるのには閉口である。
ウィーンでも(世界には)社会人学生が多くいてそういう学生への配慮はしなければと思う。しかしそれでも無制限に彼らは自由というわけにはいかない。かの国にはとんでもない時間をかけて卒業する人もいるのだが、そこに研究室制度はなく教員が学生をファミリーのように面倒を見るSystemはない。日本でもそういう自由を欲す学生は研究室に所属せずに卒業するような道があってもいいのかもしれない。しかしそういう学生は当然のことながら研究室に所属することで得られる何かと同等な教育的負荷がかかるような試験などを課さないといけない。それはおそらくそう簡単にパスするものではない。しかしそういうSystemの方がお互いハッピーなのではないかという気もする。

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