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大森(元新建築編集長)さんが作ってくれた茜の家のフォトブックには見開き横使いの写真がある。30センチ角の本だから横30センチ、縦60センチの写真である。そのレイアウトに驚いていたらそのレイアウトは石堂さん(だいぶ昔の新建築の編集長)が篠原一男の「未完の家」を新建築でレイアウトした時にとった方法だと教えてくれた。早速今日生前篠原一男からもらった新建築の抜き刷りを調べてみると、それは「未完の家」ではなく「篠さんの家」だった。茜色の高い天井から落ちるトップライトの光という構成は金色の亀裂空間の高い天井から落ちるトップライトの光とよく似ているのに気づく。うーん。まったく気がつかなかったのだが遺伝か?