勝浦の家のべたが送られてきた。竣工したての写真を見るといつも、思ったよりいけていると思う場所と、もっといい場所のはずだったのにこの程度かと思うところが出てくる。最近できた三つの建物のどれでもそういうことが起こる。今回の勝浦では思ったより寝室が良く撮れている一方で広間がそうでもない。、もちろんそれは2次元的な写真としてそうなってしまうのであり、体感は写真の良し悪しに合致するものではない。しかし僕らは他の人の建築を写真で見るとき体感を想像して見ることはとても難しい。写真抜きで図面だけで見るとかろうじてそういう想像ができるが写真が入ると写真にやられてしまうのである。困ったものである。