建築と白とファッションと
先日中国のシンポジウムでお会いしたヴァージニア大学の教授であるリーシーチャオが僕の内の家の黒いリビングルームが興味深いという。理由を聞くと、今時何でも白くするのにその逆だからという。ちなみに中国では葬式に着る色は白だそうだ。そして色に関して言えば建築家はファッションに影響を受けているということをマーク・ウィグリーが書いているという。聞いてみたら建築の白とファッションの関係を本にしたという。早速アマゾンに頼むと今日大学に届いた。近代の白は意味を剥ぎ取る白だけれど昨今の白は被覆としての白なのだという。そしてファッションの影響を深層で受けているはずだと。さてその深い意味はまだわからない。ぼちぼち眺めてみよう。そういえばその昔岡崎が白の研究をしたのを思い出した。あのときこの本を読ませれば良かった。