« シルバー天井 | メイン | 一人ブレスト »

yankee (naughty) architecture

IMG_7110%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC%E5%BB%BA%E7%AF%89.jpg

『ヤンキー文化人類学—突破者たちの「アート」と表現』フィルムアート社2014を読みながら、これはある階級(勢力分配の不平等によって形成された上下関係)意識のプライドの表れなのか?社会階層(社会資本への接近可能性や獲得機会の大小によって序列付けられた場所)が半ば必然的に産みだした表現形式なのか?あるいはその両方なのかと考えてしまう。その昔の暴走族のようなものは確かに階級意識の表れであろうし、最近のデコトラなどはむしろ後者のように思える。
建築にもそういう階級意識の表れと社会階層の表現という二つがあるのだろうと思えてくる。前者はどれほどまで階級意識の表れとなっていたかは別としてプロレタリア建築理論などというものはあったようである。後者はというとさてデコトラならぬデコ建築があるのかということだが、、、それに近い傾向として昨今のセルフビルド的趣味的建築というものがあるように思う。それはとある社会階層に見られる、、、どこにでもあるというものではないが、、、特殊解ではなく存在しているような気がしている。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://ofda.jp/lab/mt/mt-tb.cgi/7855

コメントを投稿