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エンリックの博士論文学外審査

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昼にバルセロナ駐在日本総領事牧内さんにランチに招待いただいた。ガウディの弟子が設計した20世紀初頭の建物で子羊の肉を食べた。いつもタパスをシェアしていたのでこういう料理もあるのだと改めてスペイン料理の幅の広さを知る。来年来るときは公邸に招待するのであらかじめご連絡下さいと言われた。とても建築に理解があるのでありがたい。
午後はエンリックの事務所でエンリックの博士論文を見せてもらい説明してもらう。こちらでも博士論文の審査は5人で行い二人は学外審査員が必要とのことで私がその役を担うことになった。論文ができたら送られてきてそれにコメント書けば良いと思っていたのだが、そうではなくて5人の審査委員が一堂に会して20分程度のコメントを述べるのだそうだ。天内くんの博士論文審査のときと同様である。つまり審査日にバルセロナにこなければならない。UPC(
カタルーニャ工科大学)の博士論文審査が垣間見れるいいチャンスである。
ぼくとしては論文たるもののコンポジションや論証性のcriteriaは大学ごとにあるいは国の文化コンテクストで異なるだろうからそれにコメントしたくない。もし事実に反することが書かれていればコメントすると申し上げた。それにしても審査日は11月末か12月末ということですぐである。スケジュール調整が可能だろうか??
エンリク事務所で働く宮前を確認してエンリクと夕食。丘の上から夕日に輝くバルセロナを見ながら。改めてこの地の魅力にしびれる。総領事も言っていたが、スペイン語圏でもっとも住みやすく、食事が美味く、楽しく、安全なのがバルセロナなのだと。

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