貴重な意見をいただいた
北大集中講義最終日は1時間半設計をした。まあ一つの経験としてみなやってみてもいいのだろうと思った。
北大建築は教員が20人以上いるのだが、意匠の先生は一人で孤軍奮闘している。というわけで学生も意匠の意識はそれほど高くなく、街づくりや歴史の意識の方が高いようである。そういう学生相手にデザインの話をするのにはこちらも試されるのだろうと途中からなんとなくわかって来た。他大でお話するとき、普通は意匠に飢えているような学生を相手にすることが多いわけである。そういう時は何を話しても乾いたスポンジに水を撒くようにスーッと吸い込まれていく。かたや今回のような場合は一見吸い込まれたような水は実は周囲から溢れているのかもしれない。それゆえこういう学生からの授業に対する意見は貴重である。最後に今回の講義を書籍化するためのアドバイスを書いてもらった。活用したい。