夕方オーストリアにインターンシップに行っていた中川くんの帰国レクチャーをしてもらった。マルテ&マルテにいてコンクリートミニマル建築を勉強してきた。いったいスイスオーストリアのRC建築はどういう意味があるのだろうかと聞くと、これはある種の素材の永遠性、土着性と言う。フォーティーのコンクリートカルチャを翻訳していると、コンクリートが土と同じ自然性を表現していたのは20世紀前半であり、後半ではコンクリートはもはやその自然性を捨てるのに躍起になっていたと書かれている。しかし今日の話を聞くとコンクリートはやはりNATURALなものとして使われているようである。