コンペのコンセプトを練るのにムーミンの本を読んでいたらムーミンパパは放浪癖があると知る。その上、なんだかとても暗い話が多くて面白い。家族なんて明るいことばかりで埋め尽くされているわけもなく、お父さんはいつも優しくて家族思いでいい人だとは限らないというリアリズムなのである。ヨーロッパの童話は残酷だったり、怖かったり、日本の童話とは大違い。小さい時から大人の世界をはっきり見せる文化なのである。
研究室の学生も一緒にムーミンを読んでいるのだが、彼女が最新号のユリイカはムーミン特集だと持ってきた。ムーミン哲学?ムーミン文化?ムーミンから学ぶこと?何?