プロジェクトゼ第三回。少しずつ無駄がそぎ落とされ、面積もあってきて、構造のリアリティも少しずつ上がる。ここで1回案をまとめてもらう。しかしここからデヴェロップするのが設計である。何を根拠に案を良くするのか。これが設計の一番難しいところである。理由を見つけられればそれは簡単だが3回も案をソリッドにしてくるともう理由が見つからない。でも自分の案の何が良くて何が面白くないかを自分で見つけ出すのが設計者の力量である。学生の課題ではなかなかそんなものを見つけさせる時間はないのだが、このプロジェクトゼミではそれやらす。これこそが設計であり、この苦しみが設計力を付ける作業である。次回が楽しみである。