« 学生のにぎわい | メイン | 手帳とおそろいの100円眼鏡 »

嫌われたくない人たち・嫌われることを厭わない人たち

140411nisatunohon.JPG
最近のヤンキーは第三世代ヤンキーで喧嘩はしない。地元が好きで、空気を読んで友達の和を大事にする閉じた人間関係の外に出ない人たちだそうだ。第一世代は地元志向だけれどワイルドな不良、第二世代は中央志向でワイルドないわゆるヤンキーから比べて第三世代はマイルドである。しかし依然として彼らは独自の自由な世界を築いているように見える。(原田曜平『ヤンキー経済』幻冬舎新書2014)
自由と言えば最近売れているもう一つの本、岸見一郎、古賀史健『嫌われる勇気』ダイヤモンド社2014ではアルフレッド・アドラーの自由論が子弟の会話の形で語られている。ここでは自由とは「人の期待に応える承認欲求を捨て」「他者の課題を切り捨て」そして自分を生きることで初めて獲得できるものであると説く。一見このアドラーの自由はヤンキーの自由と重なるが似て非なる自律的な生き方であることに気付く。
どちらがいいとは言わないが後者の方が楽な(自由な)生き方だと僕には見える。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://ofda.jp/lab/mt/mt-tb.cgi/6949

コメントを投稿