都心はどんどんつまらなくなっていく!!
三浦展さんの『東京は郊外から消えていく』光文社新書2013は膨大な調査資料をもとに東京及びその郊外の意識調査を行っている。あまりに細かな統計資料が並んでいるので著者の理解には限られた時間からは到達できない気がするが、それなりに興味深い。特に自分の住んでいる場所のひとたちがどんな意識を持っているのか、周りからどんなふうに見られているのかも理解できる。
調査データーはそれぞれ納得のいくものだし、予想を大幅に超えるものもないのだが、その中でも一番納得のいったのは都心は住みやすいし便利だがつまらなくなってきたと言う指摘。都心に住んでいる僕としてはそれを実感するしますますそうなっていくことを危惧している。なんといってもそれを助長しているのは高層マンション、高層ビルの再開発である。これらが都心をますます均一で平坦なものにしているのは間違いない。なんとかならないのだろうか??