東京駅八重洲側のグランルーフを初めて通った。きれいな屋根である。八重洲の町から見ればちょっと新しいタイプの駅のファサーである。設計をした日建の亀井さんが言っていた。八重洲側は両サイドに高層ビルを建てて間は何も作らなかった。その理由は東京湾からの海風を遮断しないようにとの配慮から。早稲田の尾島先生のアドバイスだったそうだ。なるほどここを風が抜けていくのか!だからルーフの下端は空きがあって風が止まらないようになっているのかとも思った。ルーフの下端は下から上がる壁と接合していた方が八重洲から見た時は納まりがいいのだが、それは風を抜かせる配慮なのかもしれない。